くらし情報『心臓、脳、腎臓も…高血圧だと何がどう悪いのか【臨床内科専門医が教える】』

2021年9月10日 21:55

心臓、脳、腎臓も…高血圧だと何がどう悪いのか【臨床内科専門医が教える】

その腎臓には糸球体(しきゅうたい)という毛細血管のかたまりの器官があります。それが動脈硬化で血液の流れが悪くなると、ろ過など腎臓の機能は低下していきます。高血圧が原因で慢性の腎臓病を発症するケースはとても多いのです。

高血圧は自覚がない「サイレントキラー」

——重大な病気を発症する可能性が高いということですが、日常的に自分で気が付きそうな症状はどういうものですか。

正木医師:実は、高血圧は自覚症状があまりないことで知られる病気で、昔から「サイレントキラー(静かなる殺人者)」と呼ばれています。これが高血圧の怖いポイントです。自分で気づくことができず、知らず知らずのうちに心臓や脳、腎臓がダメージを受けているのです。

もし、頭痛、夜の頻尿や息苦しさ、めまい、ふらつき、足の冷えがつらいなど、とくに早朝や夜間に起こりやすいと思う場合は、高血圧によって臓器にダメージが及び始めている可能性があります。これらの症状を高血圧の「合併症」といいます。

こうした症状を「いつものことだし…」などと放置すると、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞、また腎臓の機能低下で人工透析が必要になるケースもあります。血圧は日常的に注意をしておき、早めにかかりつけ医や内科を受診しましょう。

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