くらし情報『「ダメ」が怖かったのに「ダメ」のことばかり考えてしまうのは。『ダメじゃないんじゃないんじゃない』』

2021年12月6日 19:45

「ダメ」が怖かったのに「ダメ」のことばかり考えてしまうのは。『ダメじゃないんじゃないんじゃない』

目次

・「ダメ」のことばかり考えていた日々
・「世間」はきっと、Twitterの中だけではないけれど…
・「ダメ」ではないと反論するとき、自分の中にあるもの
・細かい「ダメ」も積もり積もれば…
「ダメ」が怖かったのに「ダメ」のことばかり考えてしまうのは。『ダメじゃないんじゃないんじゃない』

10月29日に発売された、はらだ有彩さんの『ダメじゃないんじゃないんじゃない』(KADOKAWA)。本書について、詩人でイベントオーガナイザーでフェミニストの内田るんさんに書評を寄稿いただきました。

「ダメ」のことばかり考えていた日々

この本は “『別にダメじゃないのに、なんかダメっぽいことになってるもの』について考えるエッセイ ” であって、決して「これはダメなこと/ダメじゃないこと」の境界線を決めたりジャッジするような本ではないんだけど、読んでいると、自分の恐怖と不安に迫ってくるものがあった。

改めて、世の中には「そうしないとダメっぽいことになってるっぽい……」ことが無数に存在し、知らず知らずに抑圧されていることがわかる。生活のあり方、他人への態度、公共交通機関での振る舞いなどの「社会性」って仮タイトルがつけられがちな範囲から、化粧、脱毛、身体的特徴、一日の過ごし方、パートナーとの将来設計などの「プライベート」の範疇まで、気がつくと謎の視線で見張られている。

その視線は、一体誰のもので、どこから届いているのか……かつては私こそ、他人をジャッジし、自分をジャッジし、「ダメ」

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