くらし情報『“傷つき”を恐れる時代だからこそ考えたい「傷つくかもしれない関係の価値」【東畑開人】』

2022年4月9日 13:00

“傷つき”を恐れる時代だからこそ考えたい「傷つくかもしれない関係の価値」【東畑開人】

第二章では「馬とジョッキー」という補助線を登場させましたが、何が馬(心の衝動や欲求に突き動かされる部分)で何がジョッキー(現実を把握して心のかじ取りを担っている部分)なのかはそのときどきで違います。

結局、カウンセリングというのは自分が考えたり、整理したりするために人に話をするものです。もちろん、クライエントに「何をするべきです」と告げるときもあるのですが、究極的には「補助線」を提供する仕事なんだと思います。

——心理学で「補助線」という言い方をするんですか?

東畑:あまりしないのですが、だからと言ってオリジナルな言葉でもないような気がします。心理士は何となくみんな思っているんじゃないかな?心を考えるって、そういうことだと思うんですよね。「間違っているかもしれないけど、その線で考えてみる」というか……。

今の時代だからこそ求められている「ナイショの関係」

——今回の本では、七つの「補助線」が提示されています。

東畑:一番書きたかったのは、「シェアとナイショ」(4章、5章)の部分なんです。

——どういうことですか?

東畑:ここ10年ぐらい、SNSで「シェアしよう」とか「シェアリングエコノミー」

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