
花粉症の季節、鼻水もくしゃみも止まらず、ティッシュが手放せません。セルフケアとして外出時でもできるツボ押し法があると聞き、鍼灸師で太子橋鍼灸整骨院(大阪府守口市)の丸尾啓輔院長に具体的なツボと指圧法について尋ねます。
鼻の粘膜に花粉が付着して鼻水やくしゃみが出る
はじめに丸尾さんは、花粉症による鼻の症状とツボケアについてこう話します。
「空中を飛び交う花粉が鼻の粘膜に付着すると、鼻の機能が異物を取り除こうとして反応し、鼻水やくしゃみが出ます。また、花粉の刺激で鼻の粘膜が炎症を起こし、腫れて鼻づまりになることもあります。
このあと紹介する鼻水やくしゃみをケアするツボは、花粉症のシーズン以外でも、寒暖差アレルギー、鼻炎、風邪などによる鼻の症状にも有用です。
顔にあるツボはこすらず、強く押さないようにしましょう。ツメを立てずに押しやすい指の腹でそっと刺激し、ひと押し5~10秒ほどを3~5回くり返します。くるくると小さな円を描くように軽く回すのも良いでしょう」
鼻の症状をケア…鼻のまわりのツボ4つ
どのツボも鼻の付近にあり、鼻水やくしゃみ、鼻づまりのつらい症状を緩和します。
・迎香(げいこう)
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