くらし情報『「傷つくのはお互いに真剣に渡り合っているから」そんな相手に出会ってほしい――京大名誉教授が語る妻との日々』

2022年4月29日 15:00

「傷つくのはお互いに真剣に渡り合っているから」そんな相手に出会ってほしい――京大名誉教授が語る妻との日々

目次

・「無様な青春だった」僕たちの青春
・歌を詠むことで”特別な瞬間”になる
・「傷つくのはお互いに真剣に渡り合っているから」
・誰かを好きになるということ
「傷つくのはお互いに真剣に渡り合っているから」そんな相手に出会ってほしい――京大名誉教授が語る妻との日々

歌人で細胞生物学者の永田和宏(ながた・かずひろ)さんが、2010年に64歳で亡くなった妻で歌人の河野裕子(かわの・ゆうこ)さんとの青春の日々をつづった『あの胸が岬のように遠かった―河野裕子との青春―』(新潮社)が3月24日に刊行されました。河野さんの死後に見つかった日記と300通もの手紙をもとに2人の出会いから結ばれるまでを綴っています。

「たとへば君ガサッと落葉すくふやうにわたしを攫(さら)って行っては呉れぬか」

この歌は河野さんの代表歌でもあり、永田さんを思って詠んだものと思われていました。しかし、河野さんが残した日記と手紙には、河野さんが永田さんと「N」という青年との間で揺れ動く胸のうちが綴(つづ)られていて……。

歌壇きってのおしどり夫婦として知られた永田さんと河野さん。「無様な青春だった」と振り返る永田さんにお話を伺いました。

「無様な青春だった」僕たちの青春

——『あの胸が岬のように遠かった』は新潮社の月刊読書情報誌『波』の連載をまとめたものですが、一冊の本になって思うことはありますか?

永田和宏さん(以下、永田):河野の一途さという部分から書き始めたのですが、結局自分も彼女に対して一途だったんだなあと。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
YouTube
YouTube
上へ戻る

Copyright © 1997-2022 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.