くらし情報『路上で桃を売り「私、生きてる」と実感。彼女が自分を肯定できるようになるまで』

2022年5月26日 14:36

路上で桃を売り「私、生きてる」と実感。彼女が自分を肯定できるようになるまで

目次

・キャリア官僚時代には知らなかった喜び
・柿の皮から発見した保湿成分で、デリケートゾーンをケア
・1日10秒でもケアしてもらえたら
・好きなことと稼ぐことは両方必要
路上で桃を売り「私、生きてる」と実感。彼女が自分を肯定できるようになるまで

慶應大学を卒業し、国家公務員の官僚コースへ進むという、いわゆる「エリート街道」を歩んできた小林味愛(こばやし・みあい)さん。かつては「鉄の女」と呼ばれるほどの仕事人間でした。

小林さんは国家公務員から民間企業へ転職し、転職先では心身の不調に苦しみ、逃げるように退職。次の当てのない生活をしている中で、小林さんの進む道となってくれたのはかつて仕事で出会った福島県の人たちでした。

現在は、「株式会社陽と人(ひとびと)」の代表として活動。福島県の農産物を活用したフェミニンケアブランド「明日 わたしは柿の木にのぼる」を立ち上げ、東京と福島での二拠点生活を送っています。

「20代の頃は他人と自分を比べてばかりいたけれど、レールから外れても大丈夫だと思えるようになった」と語る小林さん。インタビュー後編をお届けします。

「明日 わたしは柿の木にのぼる」HPより

キャリア官僚時代には知らなかった喜び

——国家公務員を辞め、大手コンサルティング会社も辞め、やりたいことも見つからない状態で福島へ行って、起業に至ったそうですが、なぜ福島だったのでしょうか。出身地は東京ですよね?

小林味愛さん(以下、小林)

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