
ニンテンドーDSソフト『脳を鍛える大人のDSトレーニング』監修でおなじみの東北大学・川島隆太教授。新刊『ホットケーキで「脳力」が上がる』(小学館)では、親と子のコミュニケーションについて脳の研究から提言しています。今回は、子どもをもつ前の女性も知っておきたい、子どもの脳のためにできる生活習慣についてお話を伺いました。
ご飯を食べながらのスマホは中毒化を招く!
ひとり暮らしでついやってしまう、スマホをチェックしながらのひとりご飯。川島教授はこれに警鐘を鳴らします。
「スマホを見ながらのご飯が、脳や消化に直接影響するという実証があるわけではありません。しかし“ながらスマホ”のクセがついてしまうと、将来子どもが生まれたときに、スマホを見ながらの“ながら育児”になってしまう可能性が生まれます。
2000年代に入ってから保健所の保険師さんから、授乳時に赤ちゃんと目を合わせないお母さんが増えていると聞くようになりました。スマホを見ているケースが多いそうなんですね。生活習慣は簡単には変えられません。スマホは何時間もネット空間を彷徨ってしまう“スマホ中毒”になる可能性が高いものです。せめてご飯のときはスマホを見ないという時間を作ってみてはいかがでしょうか」。
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