2016年2月2日 09:30
ノルウェーでは働く母が100% 産後も海外で活躍するバレリーナ・西野麻衣子が明かす育児事情
幼少時代バレエを習う人は多く、女の子の間では今でも根強い人気のお稽古。アラサーのみなさんの中にも「小さい頃、バレエ習っていました!」という人、けっこういるのでは?
ドキュメンタリー映画『Maikoふたたびの白鳥』(2016年2月20日公開)は、東洋人で初めてノルウェー国立バレエ団のプリンシパルに抜擢されたバレリーナの西野麻衣子さんを追いかけたドキュメンタリー。大阪から英国のバレエ団へ羽ばたき、そこからノルウェーへ。プリンシパルとして活躍しながらも結婚、出産を経験した西野さんの4年間の歩みを映し出しています。
海外で活躍するバレリーナになるには、どんな覚悟がいるのか。西野さんに今の地位を獲得するまでのプロセスとノルウェーの働く女性への支援などについて語っていただきました。

バレリーナ・西野麻衣子さん
中学卒業後、ひとりで英国へ
――ドキュメンタリーを見てまず驚いたのが、中学を卒業してすぐに英国のロイヤルバレエスクールに留学されますよね。まだ親元にいたい年頃だと思うのですが、なぜ英国だったのでしょうか?日本のバレエ団は?
西野麻衣子さん(以下、西野):6才からバレエを習い始めて、中学1年のときにスイスのバレエのサマースクールに参加したのですが、そのときヨーロッパの生徒たちと一緒にレッスンをして「私はヨーロッパでバレリーナになりたい!」…