くらし情報『性的搾取、安楽死、アルコール中毒…「問題から目をそらさない」北欧映画の魅力』

2016年2月5日 15:00

性的搾取、安楽死、アルコール中毒…「問題から目をそらさない」北欧映画の魅力

でも、そのことに本人はあまり気づいていなかったんでしょうね。結婚するんですけど、うまくいかずに離婚する。彼自身はアルコールと薬物の依存を頑張って克服して、ミュージシャンとして成功しているのですが、彼の娘もまたシングルマザーとなり、キャリアも築いてきたのですがやはり薬物中毒になって、更生施設に入るんですね。

それで、父親である主人公に、自分の息子を預けるというストーリー。印象的なのは、娘が主人公に対し、自分がどれだけ愛情に飢えていたのかを感情をあらわにして訴えるんですが、彼はそれが理解できない。娘の子が眠れない時に、睡眠薬を飲ませてしまったりする。人との接し方、愛し方がわからないんですよ。

性的搾取、安楽死、アルコール中毒…「問題から目をそらさない」北欧映画の魅力

『愛する人へ』

――とても根深い問題ですね。

TNLF:家族の誰かが問題を抱えていて、それが継承されていってしまうときに、どう断ち切ったら良いのか。そこの希望を描こうとしている作品です。

――他にオススメの作品はありますか?

TNLF:難病ものは敬遠する人もいますが、『サイレント・ハート』は是非。ALSを発症し、病状が進行する前に安楽死を選んだ母親と、それを一度は受け入れるものの次第に心が揺らいでいく夫や子供たち家族の話です。


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