くらし情報『「恋する牛」の牛乳は、季節ごとに味が変わる “牛を牛らしく育てる”メリット』

2016年2月29日 20:00

「恋する牛」の牛乳は、季節ごとに味が変わる “牛を牛らしく育てる”メリット

目次

・季節によって味が変わる
・妊娠は、牛が「恋」をするまで待つ
・牛を牛らしく育てるために、大事にしていること
・“牛乳の文化”を押し上げたい
「恋する牛」の牛乳は、季節ごとに味が変わる “牛を牛らしく育てる”メリット

戦後日本の酪農の多くは、「食の洋食化」に伴う大型需要に応えるために、雌牛を牛舎からほとんど出さないまま、妊娠→出産→搾乳→妊娠…を繰り返させるようになった。人工授精のため、雌牛はタネを選べない。

そんな「ふつう」の酪農とは異なり、牛舎を設けず、完全自然放牧で牛を育て、雌牛と雄牛が恋するタイミングを待ち、授乳期に子牛に与える乳を少しだけ人間に分けてもらうというスローな酪農家が、島根県邑智郡にいる。

シックス・プロデュース有限会社の洲濱正明さんだ。

季節によって味が変わる

「四季のめぐみ」


――御社の販売している牛乳ブランド「四季のめぐみ」を飲んだ後に、コンビニで売られている牛乳を飲んでみたら、水っぽい印象を受けたんですが、なぜでしょう?

洲濱正明(以下、洲濱):「四季のめぐみ」は、買う時期によって色も味も微妙に違うんです。うちは牛舎がなく、牧場でも牛をつながないまま放っておいてるので、青々とした草を食べる春や夏だとβカロテンを含んだ黄色がかった色の乳になります。牛は牧場内を自由に動き回れるので、水分の多い草花を好きなだけ食べて、活動が活発な季節だと脂肪分も少なくなります。

秋や冬だと、発酵した干し草を与えるので比較的白い乳になり、春や夏に飲む時より濃く、甘く感じるかもしれません。

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