くらし情報『教科書に載らない“女の歴史”を書き続けて50年 江刺昭子さん に聞く、先を考えずに生きるということ』

2016年6月14日 15:00

教科書に載らない“女の歴史”を書き続けて50年 江刺昭子さん に聞く、先を考えずに生きるということ

目次

・募集要項に「女子も可」と記載されていた時代
・ウーマンリブ、大田洋子さんとの出会い
・女性作家に贈られる「第12回田村俊子賞」受賞
・政治や経済、労働運動などはほとんどが「男の歴史」
・女性史を研究するということ
・主流から「はみ出す」姿勢
・“先を考えずに生きる”という選択肢
・不倫に対するバッシングも経済力の問題?
教科書に載らない“女の歴史”を書き続けて50年 江刺昭子さん に聞く、先を考えずに生きるということ

「女性の歴史は埋もれている」
女性史研究家であり評伝作家の江刺昭子(えさし・あきこ)さんは、20代後半でそう痛感し、74歳となる現在でもなお、教科書に載らない“女の歴史”を書き続けています。その作品は数々の文学賞・文化賞を受賞、女性史研究の分野に大きな影響を与えてきました。今回は、そんな江刺さんの生き方に迫ります。

募集要項に「女子も可」と記載されていた時代

――江刺さんは出版社に勤めた後、30歳を目前に独立されていますね。それまでの経緯を教えてください。

江刺昭子さん(以下、江刺):広島で育ち、高校では文芸班で小説を書いたり雑誌を作ったりしていました。そして早稲田大学へ進学し、卒業後は出版社に入社、ファッション関係の女性誌で編集をしていました。特にファッションが好きだったわけでもなかったんです。

当時は1960年代で、1985年に男女雇用機会均等法が制定されるずっと前ですから、会社の募集要項に「女子も可」と平気で記載されている時代。有名大学を出ていても基本的に男子しか採用されませんでしたから、女子大生にとって就職活動は本当に大変だったんです。

その会社に7年勤めた後、友人と3人で出版社を立ち上げて、フリーランスで書籍や雑誌の編集をしながら、ものを書く仕事を始めました。

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