くらし情報『コンピュータに言葉を教えた女性 グレース・ホッパー』

2016年9月4日 20:00

コンピュータに言葉を教えた女性 グレース・ホッパー

というものでした。

海軍ではハーバード大学に配属され、そこで出会ったのが「ハーバード マークI」という超巨大コンピュータでした。総重量は4.5トンを超え、中に5馬力の電子モーターが組み込まれているという怪物。ホッパーはこの新しいおもちゃに夢中になりました。

離婚、そしてコンピュータにのめり込む日々

ただ、ほったらかしにされた夫はたまらなかったようで、1945年にふたりは離婚しています。しかし、その後もホッパーは夫の性を名乗り続けました。

戦争が終わった後もホッパーはハーバードに残り、ますますコンピュータにのめり込んでいきます。この頃、彼女はコンピュータ史に残るあることをしています。停止したマークIを調べて、回路の中に蛾が挟まっているのを見つけると、それを日記に貼りつけ、「実際にバグ(虫)が見つかった最初の例」と書き込んだのです。

プログラムの不具合を「バグ」と呼ぶ慣例は以前からあったようですが、茶目っけのある彼女がこのエピソードを好んで話したため、「バグ」とか「デバッグ」という言葉が業界を超えて定着しました。彼女の日記は現在、スミソニアン博物館に保存されています。

アルコール中毒とうつに苦しんで

ただ、エンジニアとしては順調に歩んだ彼女ですが、当時のハーバードは保守的で女性のキャリアアップにはガラスの天井がありました。

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