私もそれまで知りませんでした。
——利用してみていかがですか?
関本:猫の手も借りたいほど忙しい乳幼児を育てているお母さんにとってありがたい制度だなと。もちろんベビーシッターを雇ってもいいんですが、高額になってしまいますし。
我が家は、子どもに生きたフランス語や文化を学んでほしいという意向でほぼ毎回フランス人の若者を受け入れているんですが、とても助かっています。
朝に掃除機をかけておいてもらったり、子どもの世話をお願いしたり……。それだけで時間の節約にもなるし、余裕が生まれる。子どもも自然にフランス語を覚えられるので夫と「家庭内留学だね」って言っています。
他人を家庭に入れるのってどうなの?という意見もあると思うんですが、もちろん受け入れる前に審査はしていますし、変に線引きされない人間関係を築くのも子どもにとって大事かなと。
——つい一人で全部抱え込んじゃう人も多いと思うんですが、仕事も子育ても人の手を借りるって大事ですよね。
関本:そうなんですよ。もう日々を回すのに精一杯でカッコつけていられないですよね(笑)
家事は「それぞれが得意なことをやる」でいい
——ただ、すべての家事をお願いしているわけではないですよね?そのほかの家事はどのように分担しているんですか?
関本:夫が洗い物と洗濯、アイロン担当で私は料理や子どものお弁当づくり、宿題や勉強フォローの担当です。
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