くらし情報『災害婚から5年が過ぎて…「この男の子供が欲しい」と直感してからの私の選択』

2017年6月29日 21:45

災害婚から5年が過ぎて…「この男の子供が欲しい」と直感してからの私の選択

フォトショップなんて使ったことがなかったが、独学であれこれと学んだ。同時に、医療健康系や女性誌の仕事も続けた。結構忙しかったのだ。静岡へ移住という話は、徐々に、でも確実に私の中では薄れていった。

「子供が欲しい病」の再発

そんなときに、東日本大震災が起きた。2011年のあの日、幸運なことに、ちょうど彼が東京に来ていた。午後の新幹線で静岡に戻ろうとしていたとき、大きな揺れが襲った。

我が家はえらく揺れた。食器棚から食器が飛び出して割れた。本棚から本がすべて飛び出し、パソコンを直撃した。冷蔵庫も開いて缶ビールやらなにやらが飛び出した。私はちょうど原稿の締め切りを終えて、一息ついたところだったが、完全にパニック状態に。

何はともあれ、猫を守ろうと思った。猫も異常事態に、香箱を組んだまま固まっていた。本当に異様な状況だったが、彼は冷静かつ迅速に動き、割れたモノを踏まないよう私に指示を飛ばし、避難を誘導してくれた。パニック状態の猫を入れたキャリーケースを肩にかけた私は、なぜか冷蔵庫から落ちたビールを手に取っていた。

「それ、今、いらない!」

と彼に怒られた。そして家の外に出て、エレベーターのボタンを押した私に、

「違う!危ない!階段で逃げるんだよ!」

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