むしろ「馴れ合いが我慢ならない」という人のほうがチームプレイに適しているものなんです。
一人一人が違うからこそ「チーム」の意味がある
無駄に仲良くならなくても結構、価値観を合わせなくても結構、自分の主義主張も引っ込めなくて結構。
一人一人が違う価値観を持ち、一人一人が主義主張を差し出し合い、ときには衝突しながら、個々人の違いを尊重し合える関係になっていき、そうやって「チーム力」というものは成熟されていくもの。
一人一人が違うからチームというものは機能するようにできているんです。ゴールキーパーもディフェンダーもミッドフィルダーもフォワードもそれぞれに役割が違うから「チーム」というものは完成されるということですね。
馴れ合いは子どもと一緒です。
サッカーで例えるのなら馴れ合いの関係というのはただひとつのボールを皆で寄ってたかって追い掛け回すだけの子どもの団子サッカーと同じ。「みんな一緒」という価値観が災いして味方なのに邪魔だったり、「みんな一緒」という価値観が災いして誰もゴールを守ってなかったり、
「みんな一緒」という強迫観念に縛られて勝敗は二の次になってしまったり
みんな一緒ではチームとして何も機能しないし何もなし得ないものなんですよ。
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