くらし情報『「デキる人だと思われても給料は上がらない」ゆうこす×ヨッピー対談』

「デキる人だと思われても給料は上がらない」ゆうこす×ヨッピー対談

2018年4月7日 13:01
 

目次

・5メートルくらいあった天狗の鼻が折れた
・恥ずかしさが次のパワーになった
・何足かわらじを履いておく
・「他に目を向けること=不真面目」じゃない
「デキる人だと思われても給料は上がらない」ゆうこす×ヨッピー対談

人生100年時代と言われる今、セカンドキャリアは誰もが考えるテーマの一つではないでしょうか。

これからのキャリアを考える人に向けて、“ゆうこす”こと菅本裕子さんと、ウェブライターのヨッピーさんによる対談イベント「ウェブでこしらえるセカンドキャリアの話」が3月26日、「渋谷ヒカリエ」(東京都渋谷区)で開催されました。

ファシリテーターとして、『withnews』編集長・奥山晶二郎さんが参加。「自分の中でマインドチェンジしたこと」や「転職しなくてもセカンドキャリアを考えるべき?」といったキャリアを深掘りするような話が語られました。

画像提供:朝日新聞社

5メートルくらいあった天狗の鼻が折れた

アイドルから「モテクリエイター」に転身したゆうこすさんと、商社マンからブロガー・ウェブライターに転身したヨッピーさん。得意なことを見つけて“華麗なる転身”を遂げたようにも見えますが、2人とも鼻っ柱が折れた経験がスタートになったと明かしました。

HKT48という大きなグループを抜けたあとに始めたTwitterは、1ケ月も経たないうちにフォロワーが4万人になりました。ドームで歌うような大きなグループに所属していたし、これだけフォロワーもいる。その時の私は(鼻が)5メートルくらいの天狗になっていたんですよ。好きなことをやったら何でも仕事になるんじゃないかと思っていた」とゆうこすさん。しかし、現実は甘くなかったようで……。

「実際にイベントを主催したら、3人しか来なくて。まるでガールズバーみたいな状況になってしまいました(苦笑)。そこで初めて、SNSの世界は共感を集めることが一番で、共感ポイントをたくさん得た人の方が需要が高まって“次の仕事”につなげられるのかなと思いました」と自身の体験を振り返りました。

また、ヨッピーさんも「鼻っ柱が折れたことが、僕も転換点」だと言い、オフラインのイベントで思いっきりスベってしまい丸2日間寝込んでしまったというエピソードを明かします。ヨッピーさんは「『ワシはヨッピーやぞ』というのが全然通用しなくて。すごく恥ずかしくて、ボコッと落ち込んだ。でももう一度、インターネットの中に面白いものがないかと探し始めて。そこで『オモコロ』に出会い、『僕の活動と似ているからここに入れてもらおう』と」そこで心機一転したことが、ステップアップにつながったと話しました。

恥ずかしさが次のパワーになった

「どのように立ち直ったのか」と奥山編集長が質問すると、2人は「恥ずかしかったから」と口を揃えました。

ゆうこすさんは「もっと頑張ろうより、もういいやが強かった」と言います。「(3人ガールズバー事件があってから)もういいや、本当に好きなことだけやったろうと思って。フォロワーの数とか、大きなグループにいたからとか、変に自分を大きく見せるのではなくて、身の丈にあった、自分の仲間だけを集めて、仲間たちがどんどん広めてくれたらいいかなという感覚になりました。つまり、まずは自分のコアなファンを作ろう」と、現在のスタイルが生まれた瞬間について語りました。

何足かわらじを履いておく

「転職しなくてもセカンドキャリアを意識すべきか」というお題でも2人の意見は「したほうがいい」と一致します。

「何足かわらじを履いたほうがいいと思う。サラリーマン時代の僕には、サラリーマン、ライター、“歌舞伎町の帝王”っていう3足のわらじがあったんです。何か1つの道がうまくいかなくなっても、逃げ道はある。困ったことを相談するにも、会社の中の人間関係だけだと視点も狭いんですよね。単純に社外のコミュニティにも属しておくべきだと思います」(ヨッピーさん)

「私は(アイドルをしている間にも次のことを考えていたかというと)考えていなかったけれど、考えるべきだなと思います。私の今の職業は“モテクリエイター”というんですけど、実際にやっていることは、ユーチューバーとモデル、タレント、作家、事務所も運営しているし、実は最近、飲食店も始めました。

飲食とSNSって全然違うけれど、違うからこそ飲食業界の人たちからは出ないようなアイデアが生まれることもある。また、できることが増えれば、分母が1になって私の代わりがいなくなる。モテクリエイターの代わりはいませんよね。いろんなところに目を向けておくことで、どんどん自分の武器が、肩書きが増えることで、たとえ転職しなくても“自分”の立場が強くなる。この人にしかこの仕事はできないってことが増えてくると思う」(ゆうこすさん)

画像提供:朝日新聞社

「他に目を向けること=不真面目」じゃない

さらに、「視野を広げるコツ」について聞くと「どう思われてもいいやと開き直ること。みんなマジメだし、仕事ができるやつだと思われたいんでしょうけど。でも、だからといってそんなに給料って上がらないし、会社が死ぬまで面倒を見てくれるかというと、そういう時代でもない。会社に対していい意味で忠誠心を減らすのが大切なんじゃないでしょうか」とヨッピーさん。

それを受けて、ゆうこすさんは「他に目を向けることがマジメじゃないっていうのがよくわからない。今の仕事の能力を上げるためにいろんなところを見て学ぶっていうのはめちゃくちゃマジメだと思う。だから、(いろんな仕事を通じて視野を広げるのは)いいことじゃないですか。新しいことに挑戦しないほうがリスキー」だと続けました。

画像提供:朝日新聞社

世代もキャリアの背景も異なる2人ですが、「挫折」や「開き直り」、「失敗より挑戦しないことのほうがリスク」などそれぞれ試行錯誤して今に辿り着いた姿が見えてきました。セカンドキャリアというと自分にはまだ遠いと感じる人が多いかもしれませんが、今から自分のキャリアにとって“掛け算”になるものを探してみてもいいかもしれません。

(取材・文:ウートピ編集部・安次富陽子)

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