
私たちの周りにあふれている「あたりまえ」なこと。けれど、昔はあたりまえじゃなかったかもしれないし、世界ではいまでも悪い習慣が根付いているかもしれません。
長いことこびりついてカチコチになった思い込みは、なかなか取り除くのが難しいもの。そのタブーをかえることに挑んだ男性の実話を元にしたインド映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』です。いまだ生理を「穢れ」としてみなす風潮があるインド社会のタブーに挑んだ本作。インドで公開されると同時に「オープニングNo. 1」を獲得し、大きな話題となりました。
ウートピでは、この映画の日本上映を待っていた!という歴史社会学者の田中ひかるさんと、日本上映を決める選定試写の段階から関わっているという、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの後藤優さんの対談を企画。『パッドマン』が私たちの胸を打つ理由について語り合っていただきました。
今回は『パッドマン』が日本にやってきた経緯について聞きました。
田中さん(左)と後藤さん(右)
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映画『パッドマン』が教えてくれること
誰よりも公開を楽しみにしてました
——田中さんはずっと生理のことを研究されています。
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