くらし情報『眠る私のとなりで泣いた夫。気づけなかったドナーの喪失感』

2019年1月30日 20:45

眠る私のとなりで泣いた夫。気づけなかったドナーの喪失感

目次

・不機嫌になった夫
・「私のせいだね、ごめん」と言えないもどかしさ
・42.195kmを走った夫が取り戻したもの
・今日も力強くゴールに向かって走る夫
眠る私のとなりで泣いた夫。気づけなかったドナーの喪失感

中学1年生の時に腎臓病になり、36歳で末期腎不全になってしまった、ライターのもろずみはるかさん。選択肢は人工透析か移植手術という中で、健康な腎臓を「あげるよ」と名乗り出たのは彼女の夫でした。

今回は、前回のぎっくり腰になった話の続きについてつづっていただきました。「僕は病人になった感覚がある」とこぼした夫の本心とは——?

不機嫌になった夫

前回、腎移植して5ヶ月目に夫がぎっくり腰になったことを書きました。ぎっくり腰になった夫はひどく落ち込むようになりました。

もともと夫は、365日、上機嫌な人です。もちろん落ち込むことはあるのでしょうが、表には出すことはほとんどありません。

「1年前のちょうど今頃、仕事がうまくいかなくて自暴自棄だったなぁ(笑)。はるかさん気づいてた?」なんて、終わったこととして話してくれるのです。

そんな夫を誇りに思っていました。けれど、ぎっくり腰になった夫が見たこともない顔をして落ち込んでいます。ただ事じゃないと思いました。

単純に腰痛がツラいのなら、回復とともに、いつもの上機嫌な夫に戻ってくれるだろうと期待しました。しかし痛みが緩和しても夫の不機嫌はなおりません。

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