くらし情報『苦しむ12歳の私に背を向けた医師。固く閉じていた心をほぐしてくれたのは…』

2019年2月27日 15:01

苦しむ12歳の私に背を向けた医師。固く閉じていた心をほぐしてくれたのは…

目次

・咳こむ私に背を向けた医師
・心の扉を開けてくれたのは
・A先生との別れ。伝えきれなかった気持ち
・震える手で差し出した企画書「僕も頑張ります」
苦しむ12歳の私に背を向けた医師。固く閉じていた心をほぐしてくれたのは…

中学1年生の時に腎臓病になり、36歳で末期腎不全になってしまった、ライターのもろずみはるかさん。選択肢は人工透析か移植手術という中で、健康な腎臓を「あげるよ」と名乗り出たのは彼女の夫でした。

もろずみさん夫婦と、周りの人たちへの思いをつづるこの連載。今回は、歴代の主治医との関係について書いていただきました。

咳こむ私に背を向けた医師

今でこそ「何があっても医師を信頼する」と腹を決めている私ですが、子供の頃は、医療関係者に対して心を閉ざしていた時期がありました。

その理由は、医師にとって病気だけが医療対象で、患者自身にはフォーカスしていないように思えたからです。

そう思った体験をしたのは12歳の時でした。地元の診療所で何かの注射を打たれた私は、体質に合わなかったのか呼吸困難を起こしたのです。ひどく咳き込み、静かな診療室にゴホゴホゴホゴホ!!!とけたたましい咳の音が響きました。

「息ができない。このままじゃ死んじゃう」と思った私は、注射を打ってくれた医師を必死で見つめたのですが、壁に背を向けたまま無反応。この時、私の中で、何かがパーンと弾けた感覚がありました。

そうか、この医師にとっては、患者が苦しもうが関係ないんだ……。

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