山田:自分の中では、必要悪だと思っている部分もありますけどね。
おじさん接待におじさん的に応えるしんどさ
小島:田中さんはどうですか?
田中俊之さん(以下、田中):さすがに僕は研究者なので、講演の帰りに「キャバクラ用意しました!」というシチュエーションはないですね。
山田:ないんですか?
田中:ないですよ。男女共同参画の話をした流れで「キャバクラ行きましょう!」って、おかしいじゃないですか(苦笑)。男爵はありますか?
山田:ここ何年かはないですね。ただ、地方営業で、1泊するような仕事の時は、イベンターや呼んでくださった企業の方が何かしらの“おもてなし”をしようとしてくれることはあります。中にはその方々が日頃懇意にしているスナックや女性がいるお店に行こうと誘ってくださる方もいます。それは純粋に彼らの厚意だと思いますが、僕は正直「そういうのしんどいな」と思ってしまうタイプで。
小島:その気持ちは伝えられますか?
山田:はい今は。昔は付き合わないと悪いなと思っていましたが、最近は言うようにしています。「僕はそういうことが本当に面倒だと思っているので、行っても場は盛り上がらないと思います」
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