くらし情報『「平成の暴風域」を抜けたとき、私たちが見る風景とは【河崎環】』

2019年3月31日 12:45

「平成の暴風域」を抜けたとき、私たちが見る風景とは【河崎環】

目次

・リアルタイムで目に飛び込んでくるショッキングなニュース
・フツーにドキドキとかしたいじゃん
・「平成の暴風域」を抜けた、その先とは
「平成の暴風域」を抜けたとき、私たちが見る風景とは【河崎環】

まもなく元号が変わろうとしているのに、私たちをとりまく環境は何かと騒がしい——。それは、私たちが常に今を生きていて「これまで」と「これから」の間で葛藤を繰り返しているからなのかもしれません。

その葛藤や分岐点とどう向き合うべきか。エッセイストの河崎環さんに考察していただく連載「5分でわかる女子的社会論・私たちは、変わろうとしている」。

第7回は、漫画『ロマンス暴風域』(扶桑社)を通じて、“平成的な生き方”を考察していただきました。

リアルタイムで目に飛び込んでくるショッキングなニュース

平成は「内平らかにして外成る」、平和の達成を目指した時代だったなんてどこかで誰かが言うけれど、物心がついたらそこはもう平成だったようなアラサー世代としては、「平成30年間のうち20年はまるまる“失われ”ていたというのに、いったい何がどう平和だったのか」と思うんじゃないでしょうか。

平成の新元号発表記者会見を中3の冬にテレビで見た私にとって、平成とは、少なくとも前半は、見渡すかぎりの焦土で繰り広げられる、終わりのない戦いとしか思えませんでした。オタクという言葉を一躍有名にした宮﨑勤元死刑囚の東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件が起き、日本は強いぞ、世界でナンバーワンだと夢を見たバブルがバチンと弾けて経済は失速失墜、阪神・淡路大震災の直後にカルト宗教のテロが畳み掛け、でもノストラダムスが言った恐怖の大王は来ないまま、昭和のSF映画やアニメが未来への夢と希望たっぷりに描いていたほどでもない21世紀を迎えました。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
子どもの教育アンケート
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
ピックアップ
上へ戻る

Copyright © 1997-2019 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.