くらし情報『「自分とは関係ない」と思わないで。誰でも社会から孤立する可能性はある』

2019年4月12日 22:31

「自分とは関係ない」と思わないで。誰でも社会から孤立する可能性はある

暴力の問題を抱える「機能不全家族」には、「見るな・聞くな・感じるな」という暗黙のルールが敷かれているケースが多いんです。家庭内で暴力が起こっているという現実を直視してはいけない、家族の秘密を守るために都合の悪いことは聞かなかったことにする、そして辛い現実に対しては正直な感情を感じないように心を麻痺させる。

犬山:社会に対して、とても風通しの悪い環境ですね。

斉藤:このルールに縛られている家庭って、別の意味で安定しているんです。家族メンバーが必死にそのルールを維持しようとしている。唯一、子どもにとってのゲートキーパーになりうる母親でさえ、「私にはこの生活しかないんだ」「夫にも昔はいいところもあったから」という思考に陥ってしまう。ますます「逃げる」という発想に向かわないんですよね。

児童虐待と夫婦間DVに見られる関係

犬山:DVを受けている人が家庭から逃げ出すのって、すごくハードルが高いですよね。簡単に「逃げろ」と言うけれど、じゃあ逃げた後の生活はどうするの、仕事はどうやって見つけるの、って。もう制度自体が全然整っていない。そもそも、児童虐待と夫婦間DVに密接な関連があるということへの国のアプローチが遅すぎた感じがします。

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