くらし情報『私たちは「家族」に期待をしすぎていないか?【河崎環】』

2019年4月29日 18:01

私たちは「家族」に期待をしすぎていないか?【河崎環】

目次

・家族が終わる、とは
・「家を続ける」という価値観が役目を終えた理由
・それでもこだます家族への郷愁は、嘘ではない
私たちは「家族」に期待をしすぎていないか?【河崎環】

まもなく元号が変わろうとしているのに、私たちをとりまく環境は何かと騒がしい——。それは、私たちが常に今を生きていて「これまで」と「これから」の間で葛藤を繰り返しているからなのかもしれません。

その葛藤や分岐点とどう向き合うべきか。エッセイストの河崎環さんに考察していただく連載「5分でわかる女子的社会論・私たちは、変わろうとしている」。

第8回は、酒井順子さんの著書『家族終了』(集英社)を通じて、“家族”について考察していただきました。

家族が終わる、とは

自分が生まれ育った家族のことを「生育家族」、結婚などすることによってつくった家族を「創設家族」というそうですが、生育家族のメンバーが自分以外全て、世を去ったのです。
私は、
「家族って、終わるんだな……」
と、思ったことでした。兄は妻と一人の娘を遺しましたが、彼女たちは兄の創設家族のメンバー。私にとっての生育家族ではありません。そして私は、同居人(男)はいるものの婚姻関係は結んでいませんし、子供もいない。「家族終了」の感、強し。
——『家族終了』(集英社/酒井順子

非婚社会化が進み、現在の日本の30代のうちおよそ3分の1が生涯未婚で過ごすと試算されています。

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