くらし情報『生きづらさも生きやすさも根底には家族がある【幡野広志】』

2019年7月2日 20:45

生きづらさも生きやすさも根底には家族がある【幡野広志】

それを自分しか知らないのはもったいない、多くの人に知ってもらいたいと思ったんです。

——その気づきとは、どのようなものでしょうか。

幡野:自分自身を例に挙げていうと、病気になって身体が弱っていくのはしょうがない。こればかりは、医学の進歩を待つしかない話です。でも、多くの患者さんは身体的な苦しみとは別に、精神的な苦しみと闘っているんですよ。

実際、がん患者の自殺率が大幅に上昇するように、病気をきっかけにこころまで崩してしまう方が非常に多い。でも、その苦しみは、避けられるはずの苦しみですよね。

——なぜ、こころが崩れてしまうのでしょう?

幡野:最大の理由は「家族」との関係です。がんみたいな極限状態になると、それまで蓋をしてきた家族間の問題が、一気に噴出するんですよ。エゴのぶつかり合いになるし、患者本人も「自分は誰のために、誰の人生を生きているのか。自分の人生はこれでよかったのか」と考えなおさざるを得なくなる。これはがん患者だけでなく、「生きづらさ」を抱えるすべての人に言える問題だと思います。

生きづらさも生きやすさも根底には家族がある

——あとがきでも「生きづらさの根底にも、生きやすさの根底にも親子関係が深く関わってた」

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