くらし情報『残したくないものは「余計な人間関係」【幡野広志】』

2019年7月3日 21:01

残したくないものは「余計な人間関係」【幡野広志】

医療保険の申請と同じくらいのレベルで必要だと思います。健康な人たちに向けてこういう話をするとみんな驚くけど、同じがん患者さんたちと話してると「あるある」「わかるわかる」な話なので。がん患者あるある、なんでしょうね。

——そういうこと「患者目線の本音」を言葉にしてくれる人って、いなかったですよね。

幡野:なかなか言えないですよ。自分ががんになったというだけで、家族に迷惑をかけているとか、社会のお荷物のように感じて、孤独感を味わっちゃうわけですから。そこで「人間関係までウザいです」なんて、とても言えない。それよりも「この『奇跡の水』、飲んでみなよ」って言われたら「ありがとう」って受け取っちゃいますよね。

——まわりや世間も“理想のがん患者”を求めちゃっている部分はあると思います。

幡野:とくに若い人ががんみたいな病気になると、急に聖人扱いされたりしますからね。「あの人は、清く正しく頑張っている」みたいな。まあ、まわりがそんな状態だったら、本音は口にできないですよね。言うと楽ですよ。ぼくは言っちゃったからすごく楽ですよ。言う前は、ちょっと勇気がいるけど。

——幡野さんも勇気を出したんですね。

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