くらし情報『起業は褒められて「みんなのため」が冷笑されるのはなぜ?【富永京子×上野千鶴子】』

2019年7月9日 21:00

起業は褒められて「みんなのため」が冷笑されるのはなぜ?【富永京子×上野千鶴子】

メディア?……でも、メディアはそもそも社会運動を報道しないですからね。

『みんなの「わがまま」入門』を上梓した、社会学者の富永京子さん

上野:冷笑と言えば、ウーマン・リブはものすごく冷笑されましたよ。「ブスのヒステリー」「黄色い声を上げた」とか。さんざんなことを言われました。

富永:さっきまでこの本に協力してくれた高校生と話していたのですが、彼は「政治教育と性教育はすごく近い」と言っていたんですよ。

つまり、18歳選挙権で政治教育の実践を促すわりに、どちらの教育もシステマチックになされておらず、陰に隠れたもの、口にしてはいけないものとして扱われていると。

社会運動に限らず、政治に対しては何も言っちゃいけないというか、そういった社会化を多くの人が受けているのではないかなと思います。

起業は推奨されるのに「みんなのため」は冷笑される

上野:冷笑教育というと、1990年代の半ばに「最も影響力を持った日本における思想家」って誰だったかと言えば、小林よしのりなんです。日本思想史に漫画家が登場するようになるかもしれません。本よりマンガが読まれる規模と影響力がすごく大きくて、冷笑教育の大きな媒体だったということは言えるかもしれない。

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