くらし情報『嫌なことをイヤと感じられなくなる…傷つくことに鈍感な優等生たち【富永京子×上野千鶴子】』

2019年7月18日 20:45

嫌なことをイヤと感じられなくなる…傷つくことに鈍感な優等生たち【富永京子×上野千鶴子】

対談の内容を抜粋し、4回に分けてお届けします。

過剰適応してた“入院”時代

富永京子さん(以下、富永):上野さんとお話すると決まったとき、東大の院生時代の話題は絶対することになるだろうなと思ったのですが、私もその頃まさに過剰適応していたと思います。

上野千鶴子さん(以下、上野):どんなふうに?

富永:私は別の大学から東大の大学院に入ったのですが、女性では珍しいパターンだった。とにかく、先輩たちが「すべき」とおっしゃったことをやりましたね。

「この時期までに論文を書いて、学術振興会の特別研究員に内定して、国際会議で報告をして……」みたいな。そういうスタンプラリーばかりしていた思い出がある。

院生生活は楽しかったのですが、それを思い出して、今の話を踏まえるとちょっとツラい気持ちでいました。

『みんなの「わがまま」入門』を上梓した、社会学者の富永京子さん

上野:当時はツラかった?

富永:いや、ハイになってましたね。先輩たちのように優秀でもないので、取りあえず客観的な基準をクリアする必要があると思った。そういうゲームだと思ってたところもあるんじゃないでしょうか。ゲームの結果、過剰適応する。

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