くらし情報『嫌なことをイヤと感じられなくなる…傷つくことに鈍感な優等生たち【富永京子×上野千鶴子】』

2019年7月18日 20:45

嫌なことをイヤと感じられなくなる…傷つくことに鈍感な優等生たち【富永京子×上野千鶴子】

自分はスタンプラリー人生を20数年やってきたので、取材をしながらそういう人たちの自由さに触れ、その自由さに魅了され続けたからだと思います。

上野:不思議なのは、あなたは社会運動の「当事者」ではなく、「傍観者」「観察者」であって、この本を出した今でも「運動の中に入ることにはためらいがある」って正直に書いてある。社会運動をしている人たちに何十人もインタビューしてきて、 実際、魅力的な人が多いですよね。ちょっと規格を外れた人とか、とんがった人とか。その魅力的な人たちを、玄関の外からじっと見てるだけ?

富永:そういう自覚はありますね。取材した方からは「この本を書いたことも、大学で社会運動について教えていることも社会運動だ」と言っていただきましたが、それでもなお「社会運動をしていない自分」という気持ちは消えないです。上野:玄関を入らないあなたを止めているのは何なの?

富永:うーん……。やっぱり、抜けない「普通幻想」みたいなものが自分にあるからなのかな、という気がします。

上野:その玄関から中に入ると、普通じゃなくなるの?

富永:私は大学の研究室にも適応したぐらいの過剰適応人材ですから(笑)

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