くらし情報『嫌なことをイヤと感じられなくなる…傷つくことに鈍感な優等生たち【富永京子×上野千鶴子】』

2019年7月18日 20:45

嫌なことをイヤと感じられなくなる…傷つくことに鈍感な優等生たち【富永京子×上野千鶴子】

、運動を制するマッチョなものにおそらく加担すると思うんですよ。デモの申請とか超がんばっちゃって、「私のおかげでデモができてるんだから」くらいのことを言いかねないと思うんです。それが怖いという気もします。

上野:そっか。「自分が尽くすタイプだとよく知ってるからこそ、怖くて結婚できない」みたいな(笑)。

でも、この本にも書いてあるとおり、運動文化も多様になったし、運動の敷居も低くなりましたね。

これまでもフェミニズムは、「子供が病気になった時、夫と妻のどちらが保育園に迎えに行くのかも政治だ」などと言って運動をやってきたわけだから、あなたも「私、とっくに社会運動をやってます」と開き直っていいんじゃない?

「わがまま」という言葉は消えてほしい

上野:私としては、この本の「わがまま」という言葉が消えてほしい。自己主張して何が悪いの? ノイズを立てて何が悪い?

富永:ポジティブな言葉として「社会運動」が使われるようになるといいですね。

上野:社会運動をやってきた人間としては、ノイズを立てるって楽しいのよ。オッサン転がすのも楽しいし(笑)。

富永:その楽しさは何でしょう? ネガティブでも、ポジティブでも、社会から反響を得られるみたいなところですか?

上野:ポジならうれしいし、ネガならネガで「ワタシがそんなに気になるの? スルーできないのね」

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