くらし情報『嫌なことをイヤと感じられなくなる…傷つくことに鈍感な優等生たち【富永京子×上野千鶴子】』

2019年7月18日 20:45

嫌なことをイヤと感じられなくなる…傷つくことに鈍感な優等生たち【富永京子×上野千鶴子】

みたいな感じ。

富永:それは達人の域ですね(笑)。私は人を傷つけたくないんです。反響みたいなものに対して、「誰かが傷ついちゃったんだ」と思ってしまう。

上野:だって、傷ついている人が傷つけられた相手に反撃するんだから、相手には傷ついてもらいたい。少なくとも気付いてもらいたい。

富永:そうですね……。そういう意味では、私は自分が傷ついていることに相当鈍感なのかも。

優等生は傷つくことに鈍感

上野:それは大問題。ウィークネス・フォビアだけじゃなくて、優等生は鈍感さも問題です。私は、不登校やメンへラーの子たちを見ていて、「この子たちって不器用なんだな。自分が嫌なことをやろうとすると、体が固まって動かない。なんて正直な子たちなんだろう」と思ってきました。だけど優等生って、人の顔色を見ながら、自分が嫌なことでもできてしまう。嫌なことを嫌だと感じられなくなる鈍感な子たちなんだなと。

富永:自分は傷ついて当たり前で、傷を試練だと思っちゃう変なところがある。

上野:自尊感情がそんなに低い、自虐的な子供たちを育てちゃったのね。富永さんもそうだとは知りませんでした。だったらこの本は、富永さんに共感する同世代の読者には届くかもしれませんね。

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