くらし情報『妊娠したとたん弱体化した…私が『マジカルグランマ』を書いた理由』

2019年8月26日 21:01

妊娠したとたん弱体化した…私が『マジカルグランマ』を書いた理由

目次

・妊娠した途端、弱者の気持ちが分かった
・出産で24時間苦しんで思ったこと
・死んでもなお消費される日本の女性の幽霊
妊娠したとたん弱体化した…私が『マジカルグランマ』を書いた理由

「周りに求められるまま振舞っていても、時代はよくなりません」

柚木麻子さんの小説『マジカルグランマ』(朝日新聞出版)に登場するのは「理想の日本のおばあちゃん」だ。元女優の主人公・正子は75歳。きれいな白髪&着物姿に柔和な笑顔を浮かべて芸能界に再デビューするものの夫の死をきっかけに仮面夫婦だったことがバレ、世間から手のひらを返すような仕打ちを受ける……。

冒頭のセリフは「理想のおばあちゃん(マジカルグランマ)」から脱皮し、本当に自分が望む人生を突進する正子の言葉。

私たちもいつの間にか、「母親らしく」「老人らしく」「女らしく」と、他者が望む「~らしく」という理想像を引き受けて、周りや世間に都合良く振る舞ってはいないだろうか?

これまでも、今の社会や女性が直面している問題を物語に落とし込んで描いてきた柚木さんに、3回にわたってお話を聞きました。

妊娠した途端、弱者の気持ちが分かった

——主人公の正子は、元女優。仮面夫婦の夫と離婚するためにお金を稼ごうと芸能事務所に所属するところから物語が始まります。「理想のおばあちゃん」としてブレイクしますが、夫の急死をきっかけに仮面夫婦であることがバレ、大バッシングを浴びて一転世間の嫌われ者に。

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