くらし情報『“わがまま”で何が悪い?「ノー」を言うことで世界は変わる【柚木麻子】』

2019年8月28日 21:00

“わがまま”で何が悪い?「ノー」を言うことで世界は変わる【柚木麻子】

——そうなれば周りでサポートする人も必要になるし、また雇用が生まれますね。

柚木:例えば、黒柳徹子さんのInstagramって面白いですよね。あれはたぶん、写真を撮っている人は別にいると思うんですけど、「黒柳徹子のSNS担当、月収19万円」だったらアリじゃないですか? もっといただけるかもしれないですね。

例えば、「浅丘ルリ子のインフルエンス担当、月30万円でどうか?」とか。しかも、引きこもりの子でもいいわけですよ。マネージャーさんと連絡を取って、「じゃあ、写真送ってください。絶対バズらせます」みたいな。そうやっていくことで、どんどん雇用も生まれる。

最近、雇用を生むって「善」だなと思うようになりました。「いいお母さん」や「いいおばあちゃん」でいて家事労働を全部引き受けても、雇用を生まないですよね。でも、「ノー」を言うことで生まれる。「ノー」を言ったり、ふてくされることって、実はいいことではないかなと、この小説を書きながら思いました。

——「ノー」を突き付けることで何かが生まれるという考え方をしたことはなかったです。不満を言うのはいけないことだという空気があります。

柚木:世の中のせいにすることで、正子のお化け屋敷は生まれたわけですから。

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