2019年9月24日 20:45
美に浸りすぎて疲れたとき「全員美人」だと気づいた【長田杏奈】

自分の持つ魅力(特に容姿に関して!)をポジティブに語るのは難しい……と感じている人は多いのではないでしょうか。
「だったら、外見をみがく努力すればいいんじゃないの?」と、美にまつわるコンテンツは時に私たちを息苦しくさせます。その居心地の悪さを超えて、私たちが「私は私でいい」と思うにはどうしたらいいの?
長年女性誌を中心に美容記事を担当し、初の単著『美容は自尊心の筋トレ』(Pヴァイン)を上梓した、ライターの長田杏奈(おさだ・あんな)さんに聞いてみました。
「美容」の2文字の圧
——『美容は自尊心の筋トレ』、女性に美しくなることを強いるのではなく、「セルフケア」の大切さを教えてくれる優しい本でした。はじめに、で長田さんは、ご自身の「美容ライター」という肩書きに対する葛藤も書かれていますね。
長田杏奈さん(以下、長田):肩書きについては、約15年間、美容に関する記事を書いてきて、はじめは「美容ライター」を名乗れることが嬉しかったんですけど、警戒されてしまう場面も多いな……と感じるようになって。
——警戒?
長田:目の前に「美容ライター」が現れた!さあ、一体どんなダメ出しをされるのか……という感じというか。
…