2019年10月10日 20:45
ジュリエット・ビノシュ「自立して生きることは母から学んだ」 是枝監督『真実』に出演

映画『万引き家族』で昨年、カンヌ国際映画祭のパルムドール(最高賞)に輝いた是枝裕和監督による最新作『真実』が10月11日(金)に公開を迎えます。是枝監督初の国際共同製作で、世界的な仏女優のカトリーヌ・ドヌーヴさんが主演を務め、その娘役をジュリエット・ビノシュさんが演じています。
映画は、国民的大女優のファビエンヌ(ドヌーヴさん)と、その娘で“女優になれなかった”リュミールの母と娘の物語。ファビエンヌが自伝本『真実』を出版したところから母と娘の“真実”をめぐる物語が始まります。
「数年前からいつか一緒に仕事をしましょうと是枝監督と話していた」というビノシュさん。ドヌーヴさんと並びフランスを代表する女優の一人であるビノシュさんに、是枝作品に出演しての感想や母から学んだこと、「女優」という職業についてお話を伺いました。
ジュリエット・ビノシュさん(C)Yoshiko Yoda
「近くにいながら距離を置いている」是枝監督の印象は…
——是枝監督と数年前から「一緒に映画を作りましょう」とお話していたと伺いました。今回、是枝監督と一緒に仕事をしてみていかがでしたか?
ジュリエット・ビノシュさん(以下、ビノシュ)
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