くらし情報『「こんなはずじゃなかった」が起こるのも人生【小島慶子】』

2019年10月31日 22:01

「こんなはずじゃなかった」が起こるのも人生【小島慶子】

将来性なんて、結局はわからないということ。着ぐるみを着る仕事は決して華やかではないし長くできることでもないのに、学歴や世間体を顧みずに素直にやりたいと言える彼はなかなかの人物ではないかという気もする。

もしも自分の息子が「大学を出たら着ぐるみを着てスタジアムで踊りたい」と言い始めたら私はやってみなさいと言えるかな、などと考えてしまった。

今年一番勇気をもらった本

そしてもう一つ。最も味わい深いのはミシェルのお母さんの言葉だ。これはぜひ読んでほしいが、仲のいい夫婦に見えたミシェルの両親にも、いろんな思いがあったことがわかる一節だ。ミシェルの母親は、毎年春になると窓の外を見てあることを思う。何を思うかは読んで確かめてほしい。それは私も身に覚えのある、実に深い言葉なのだった。そして人も羨む大統領夫人となったミシェルにも、そんな母親と同じ感慨がよぎることがあったのだと知って、私は一層彼女が好きになった。

今回は全編感想文となったけど、間違いなく今年一番勇気をもらった本だ。本棚に置いておくだけでもなんだかお守りになりそうな存在感。ちょっと元気がない人にも、やる気に満ちているあなたにもオススメしたい。

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