くらし情報『本当に辛かったのは「母親を好きと言えない」ことだったのかもしれない』

2019年11月20日 20:45

本当に辛かったのは「母親を好きと言えない」ことだったのかもしれない

になったかもしれません。

渡辺:私はそこがすごくよかったです。人の心はどちらにも転び得るけど、踏ん張ってくれてよかったというか……お母さんに対する気持ちに決着をつけたんだな、と感じました。もちろん、この決着もまた愛子にとってひとつの過程にすぎないはずで、安易に「許し」とは呼べない複雑さがあるはずなのですが。

3巻になって、お母さんが深いところから浮上してきたような印象がありますね。『愛と呪い』には父親による性暴力というショッキングなテーマがありますから、父親と愛子の問題だと、読んでいる方も最初は捉えると思うんですけど。

ふみ:2巻が発売された時に、押見修造さんと対談させていただいたんです。その時、押見さんが「僕は母親のこと大好きです!」って堂々と宣言してくださって(笑)。母親との関係が苦しいのに好きという謎を解き明かしたくて、ずっと描いているって。押見さんとお話させていただいたことがすごく貴重なきっかけになって、自分が本当に辛かったのは、父親のこと以上に「母親を好きと言えない」ことだったのかもしれないと考え始めました。

生きづらさみたいなことをすぐに「毒親」「毒母」に結びつけるのって、ちょっと抵抗があるんですけど、「母と娘問題」

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