2019年12月28日 12:00
「乗り物酔いかな?」と思ったら…すぐに試したいツボ3つ【鍼灸師が教える】

「旅行が好きだけれど、実は乗り物酔いがつらくて億劫になる」と悩む人が、周囲にけっこういます。酔い止めの薬を飲んでいるけれど必ずしも効果があるとは思えず、「海外へのフライトや国内でも長距離のドライブやバスではめまいや頭重感、吐き気でぐったりする」という証言もあります。
薬以外の方法で、少しでも気分を軽快する方法はないかと、鍼灸師で太子橋鍼灸整骨院(大阪府守口市)の丸尾啓輔院長に聞いてみました。
大人の乗り物酔いは疲労やストレスがあると起こりやすい
はじめに丸尾さんは、乗り物酔いについてこう説明をします。
「乗り物による不規則な振動や揺れ、回転などが続くと、耳の奥にある平衡感覚を保つ耳石器(じせきき)や三半規管と呼ぶ器官が刺激を受けます。すると脳が異常事態として自律神経に信号を送り、そのバランスが乱れて生つばや冷や汗が出る、吐き気やめまい、だるさ、頭痛、手足が冷たいなどの不快な症状が現れます。
乗り物酔いは、乗り物に慣れるにしたがって症状が軽快するため、子供に多い症状ですが、大人の場合、睡眠不足や疲労、ストレスなどで乗る前から自律神経のバランスが良くないと酔いやすくなります。また、乗り物から降りても症状が続く場合もあるでしょう。
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