2020年1月15日 21:15
彼女が『アラフォーちゃん』を描かない理由「どの世代にも通じる話だな…って」

「週刊SPA!」にて2011年に連載がスタートした漫画『アラサーちゃん』。主人公の“アラサーちゃん”はじめ、“ゆるふわちゃん”“ヤリマンちゃん”“オラオラくん”“文系くん”など個性的なキャラクターに自分や自分の周りの人を投影し、思わず引き込まれていったという人も多いのではないでしょうか。
2019年11月、約8年の連載期間を経て、ついに最終巻が刊行。自身もアラサー期間を漫画とともにかけぬけ、現在35歳になった、著者の峰なゆかさんにお話をうかがいました。
私に必要なのは最低限の水と食料と“モテ”
——『アラサーちゃん』の連載が始まったころ、峰さんは25歳で、書き終わった今は35歳。同じ「アラサー」というくくりの中でも、だいぶ違いますよね。
峰なゆかさん(以下、峰):全然違いますよね。
——私は25歳のときには30歳になるのが怖くて、でも30歳を超えたら意外と楽しくて、「いいじゃん、人生」という感じですが、峰さんはいかがでしょうか。
峰:自分がいざ恐れていた年齢になってみると、「いったい私は何を心配していたのか……?」みたいな感じですが、自分が今、35歳の女性として「35歳、別に楽しくやってるよ」
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