くらし情報『「大事なのは自分自身が幸せになること」 小川糸さんが小説『ライオンのおやつ』に込めた思い』

2020年2月19日 20:45

「大事なのは自分自身が幸せになること」 小川糸さんが小説『ライオンのおやつ』に込めた思い

目次

・「もっとわがままになっていいんじゃない?」主人公に込めた思い
・悲しくしてつらい「死」の別の側面を描きたかった
・「死ぬのが怖い」ハッとさせられた母の言葉
・母でなくても、「母性」は存在する?
「大事なのは自分自身が幸せになること」 小川糸さんが小説『ライオンのおやつ』に込めた思い

小川糸(おがわ・いと)さんの小説『ライオンのおやつ』(ポプラ社)が累計発行部数12万部を突破しました。

余命を告げられた主人公が最期の時間を過ごす場所として瀬戸内のホスピスを選び、穏やかな島の景色の中で自分が本当にしたかったことに気付く——。

2020年本屋大賞にもノミネートされた同作について、小川さんに前後編にわたってお話を伺いました。

2019年10月に刊行された小川糸さんの『ライオンのおやつ』

「もっとわがままになっていいんじゃない?」主人公に込めた思い

——主人公の雫(しずく)は、自分の気持ちよりまわりの気持ちを優先して自分を犠牲にしてきた女性です。ホスピスに来て「なんでも受け入れて、好きになる必要なんてない」と気付くシーンが印象的でした。

小川糸さん(以下、小川):いつもいい子で、とにかく自分のことよりも先に周りのことを考える。世間でも「空気を読んで先回りすることは良いことだ」という風潮が根強いと思います。

でも、私もこの年まで生きてきて、一番大事なのは自分自身が幸せになることだと思い至りました。まずは自分自身の幸せを最優先すること。それが見落とされているような気がしたので「もっとわがままになってもいいんじゃない?」

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