くらし情報『丁寧な暮らしではなくても…『暮しの手帖』新編集長に聞く、話題のコピーの真意』

2020年3月12日 10:00

丁寧な暮らしではなくても…『暮しの手帖』新編集長に聞く、話題のコピーの真意

:今回のコピーに目をとめてくださった方が多いことは実感しているのですが、正直、これほど反響があるとは思っていませんでした。

今号の巻頭に、写真家の砺波(となみ)周平さんと志を美さんご家族の暮らしぶりを追った特集を掲載しているのですが、この特集のタイトルとして生まれた言葉なんです。

——この1冊全体のコピーなのかと思っていました。

北川:もちろん、1冊に込めたメッセージでもあります。でもこのタイトルは、最初は「ふつうの暮らしがいとおしい」だったんです。全然違うように思えますよね(笑)。

いったんはそれで進めていたのですが、一緒にこの記事をつくっていたライターの渡辺尚子さんが、「このタイトルは記事の内容を言い得てはいるのだけど、先に模範の答えを提示してしまっている感じがする。記事から何を感じるかは、読者一人ひとりの自由な領域じゃないかな。

“いとおしい”という感情までタイトルにするのはつくり手の奢(おご)りというか、読む人の自由を支配して、その先の思考を奪ってしまうんじゃないかな」とおっしゃったんです。確かにそうだなあと思い、読む人が「暮らし」について改めて考えてくれるようなタイトルにできないかと再考することにしました。

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