くらし情報『丁寧な暮らしではなくても…『暮しの手帖』新編集長に聞く、話題のコピーの真意』

2020年3月12日 10:00

丁寧な暮らしではなくても…『暮しの手帖』新編集長に聞く、話題のコピーの真意

それなのに、揶揄ややっかみの対象になるのはなんだか悲しいし、暮らしって、他人が批評することなのかな、と疑問にも感じていました。

誰にでも「自分なりの大切な暮らし」がある

——確かに、暮らしは他人が批評するものではないし、他人と比べるものでもないですね。

北川:私は未婚で長年一人暮らしをしています。編集の仕事が好きなので、つい夢中になって、遅くまで働いていることもよくあるんです。

ただ、「私には暮らしがない」と思ったことは一度もありません。人に誇れるようなものではないけれど、自分には自分なりの暮らしがあると思っているし、どんなに忙しくても、それを手放したくないですね。

例えば80歳で一人暮らしの男の人にだって「暮らし」はありますよね。誰にでも「暮らし」はあって、生涯を終えるまで大切なこと。それは一人ひとりが違っていて、どんな形であっても、たとえ「丁寧」でなくても尊いのです。そんなことをつらつら考えていて、取材させていただいた砺波さんの暮らしぶりを思ったとき、ふとこのコピーが浮かんだのです。

砺波さんのように「写真家で田舎暮らし」なんていうと、それこそ「ゆとりのある人」だと思われそうなのですが、ご本人にはそういう意識が全然なくて、地域に溶け込み、周りの人たちと関わりながら暮らすのが楽しいとおっしゃいます。

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