くらし情報『佐藤浩市・吉岡里帆が「今、この作品に出演する」ということ。映画『Fukushima 50』』

2020年3月10日 20:45

佐藤浩市・吉岡里帆が「今、この作品に出演する」ということ。映画『Fukushima 50』

けれど、お会いしたときは10歳くらい歳をとったのではないかと思うくらい疲労感や悲壮感が漂っていたんです。思わず「自分なんかが声をかけてもいいのだろうか……」とためらってしまうくらいでした。

佐藤:とても緊張感がある中で撮影していたからね。今回はセットの都合なども含めて中央制御室で被災した日から時系列に沿って撮ることができたんですよ。実際にそこにいらした方々の気持ちに完璧に寄り添うことなんてできないし、同じ気持ちになるなんてことは到底できないのだけれど、役者が一人ひとり思いを持って、時系列に撮影が進む。すると何が起こったか。みんなどんどん顔が変わっていった。

吉岡:ずっとイチエフ*に入られていた方の表情は本当に苦しそうでした。

*福島第一原子力発電所の略称

佐藤:今は撮影技術がかなり進歩しているので、現場は本当に真っ暗。その中で芝居をしていると、本当に気が滅入ってくる。これだけでもツラいのに現実はどれほどであっただろうと想像すると、もう僕が何をするという話ではなくなる。そういう環境を監督やスタッフが緊張感を持って作ってくれたのがよかったと思います。

劇中より

正解がわかっていてもままならないことがある

——出来上がった作品をご覧になっていかがでしたか?

吉岡:このような災害が起きるという仮定がない状態で、突然日本という国を守らなきゃいけないという重圧の中、少しでも最良の決断をしないといけない……。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
YouTube
YouTube
ピックアップ
上へ戻る

Copyright © 1997-2020 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.