2017年12月5日 08:00
【特集】2018年大予測!不動産売却価格はどうなる?専門家が占う売却相場「今が売り時」
不動産市況レポートなども提供。不動産鑑定や土壌汚染調査なども手掛けている。
郊外・地方の不動産売却は価格が下落する恐れあり
沖さん:
不動産価格は天井についたという認識でいいと思います。2018年は、マンション価格は軟調、戸建てはマンションと比べて割安感があるため、堅調に推移すると思われます。価格上昇が終わるのは、都心・郊外・地方で同時のため、下げ幅としては、郊外・地方の方が大きくなるリスクが高いです。
石澤さん:
価格水準は高くなっているので、売り時として悪くないでしょう。ただ、都心部は買い手が付きやすいものの、郊外は難しくなってくる可能性があります。都心部にしても、依然として価格の上昇は続くと見込まれるものの、2017年既に上限に近づいてきたため、やはり売り時と考えていいと思います。
井出さん:
2017年は次に住む物件を買うには中古価格が高くなり過ぎているため、17年は買い替えがしにくい年だった一方で、価格が天井を突いた都心3区・6区を中心に、少しずつ価格調整を進めてきた年になりました。「上昇一辺倒」だった流れが変わったとみていいでしょう。まだ価格調整が進んでいない23区の周辺部も、これ以上価格は上がらないと思われます。