2017年12月6日 06:00
【家を少しでも高く売るコツ】複数査定と売却タイミングは2月頃
査定価格が高いから良いとは限らない売り出し価格は、実際に売却したい価格よりは高めに設定します。なぜなら、購入希望者がついたときに、価格交渉に入るので、実際に売れる価格は売り出し価格より低くなるからです。
ただ、売り出し価格が高ければ高いほどよい、というものではありません。売り出し価格が明らかに相場より外れて高いと、誰も買い手がつかないからです。
その場合、売り出し価格を順々に下げて行かざるを得ません。ところが、今は、ネットなどで、狙った物件の価格をずっとチェックしている人が多いです。不動産業者も、物件価格のチェックは欠かしません。
だんだんと売り出し価格が下がっていると、観察している購入希望者は、「あの物件は、実際の売り予定価格よりもだいぶ高値で売り出しているのだな」「もう少し待てば、もっと下がる」と考えます。
さらに「あの物件は、実際の価値よりかなり高い価格で売り出しているみたいだから、実際には価値があまりないのかもしれない」などと勘ぐられることもあります。そこで、高値で売り出しすぎてだんだん価格を下げると、かえって不動産が売れなくなってしまうのです。売り出し価格を決めるときには「適正価格」