2017年12月15日 10:00
理想の住まいを実現できる!?コーポラティブハウス(コープ住宅)とは【不動産用語集】
コーポラティブ(Cooperative)には、「共同の」「組合の」といった意味があります。つまりコーポラティブハウス(以下、コープ住宅)とは、共同で購入・建設された住宅のことをいいます。
コープ住宅の歴史
コープ住宅の歴史は、産業革命の最中、労働者が資本家に対抗して、生活物資の共同購入から住宅建設・幼稚園運営などを行ったのがきっかけで誕生しました。
日本では1921年に住宅組合法が制定され、以降、約35,000戸の住宅が建設されました。
聞きなれない法律だと思います。それもそのはず、この法律は1972年に廃止されました。
というのも、1950年に住宅金融公庫が設立され、個人に直接持ち家向け融資を展開したために、住宅組合法はその意義を失いました。
また1958年には財団法人日本労働者住宅協会(1967年に日本勤労者住宅協会に改組)が発足し、それらの協力で1975年までに約65,000戸の住宅が供給されました。
現在では、主に民間のプロデュース会社によって、大都市圏を中心にコープ住宅が建設されています。
コープ住宅の特徴
自由設計である
一般の分譲マンションなんかでは、間取りやデザイン、仕様などはデザイン会社が決めてしまいます。