2017年12月30日 06:30
【遺産相続】親に切り出しにくいテーマ!?兄弟間でトラブルも
そろそろ相続の話をしなくてはならないけれど、なかなか親に切り出しにくい……と、思っている方も決して少なくありませんよね。
しかし「いつかは」と思いながら話すチャンスを逃してしまい、いざその時がきて、兄弟間で揉めてしまった……という、いわゆる相続ならぬ“争族(そうぞく)”になってしまったというお話もあります。
とくに、親に介護が必要になり、兄弟間で“介護をした人”と“しなかった人”がいる場合には、揉める要因にもなりやすいようです。
では、そういったトラブルを未然に防ぐためには、いったいどうすればいいのでしょうか。
今回は、兄弟姉妹間でのトラブルを未然に防ぐために、知っておきたい相続への備えをご紹介します。
親に公正証書で遺言を残してもらうと安心
親の遺言があれば、兄弟間でのトラブルを未然に防ぐ方法のひとつになります。
あらかじめ、誰に何を相続するのかを親に決めてもらい、その内容を文書で残しておいてもらうと、いざその時が訪れても、親の意向に沿って進めていくこともできます。
ただし、遺言は公証役場でつくる「公正証書」で残しておくほうが確実なものの、そこまでしている家族は、まだまだ少ないようです。