2018年1月10日 11:00
住宅ローン返済中に転職は無謀!?失業給付金にも限界がある話
ちなみに、晴れて給付金の受給が決まっても、離職前の給料と同じ額を満額もらえるわけではありません。おおむねの目安としては、離職前の給料の5~8割程度になることが多いようです。ローンで不動産を購入している方は、万が一の失業給付金で賄える範囲の支払額なのかも、転職前に今一度確認しておくほうが賢明です。
にっちもさっちもいかなくなった場合には…生活保護もあるけれど
「働こうとしても働けない」「どうしても転職がうまくいかず、貯蓄も底をついてしまった……」となってしまったときには「そうだ、生活保護の相談をしてみよう」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、「住宅ローンの返済ができないから」という理由では、生活保護費は受け取れないのが原則です。ローンを抱えている方が受給相談に行くと、まずはローンを支払っている不動産の売却を勧められるパターンが多く「失業してローンが払えないから、生活保護を受給したい」という要望は、基本的には認められません。
生活保護費は、ローンの返済をするためのお金ではないと考えられています。ただし、生活保護の受給決定には、個人の事情も考慮されますので「明日の食費もままならない……」