2018年1月10日 18:30
手抜き工事を抑止する!?建設住宅性能評価とは【不動産用語集】
住宅性能評価制度には2種類ある
住宅の性能品質を確保するため、国は指定機関である住宅性能評価機関に住宅の性能を客観的に評価するよう法律で定めています(住宅の品質確保の促進等に関する法律)。
これを「住宅性能評価制度」といい、2段階に分けることができます。
1つは「設計住宅性能評価」で、2つめは「建設住宅性能評価」です。
「設計住宅性能評価」
設計住宅性能評価とは、「設計段階での住宅の検査」を意味します。つまり住宅が未完成時点のものであるため、設計図をもとに検査を行います。
検査を受けるかどうかは、住宅の建築時点で決める必要があるので、注意が必要です。
「建設住宅性能評価」
建設住宅性能評価は、「完成段階での住宅の検査」を意味します。完成時点の住宅を検査するのですが、設計図と照らし合わせながら行うのが特徴といえます。
そのため、事前に「設計住宅性能評価」の検査を受けておく必要があるので、この点に注意が必要です。
住宅性能評価でチェックする項目は全部で10コあります。
住宅性能評価には10コある
構造の安定(地震・風・積雪に対しての建物の強さを評価)劣化の軽減(柱や土台の劣化の進行を遅らせるための対策を評価)