2018年3月20日 10:00
サブリース契約(一括借り上げ管理契約)のメリット・デメリット
3.確定申告が簡素化
特筆する事項ではありませんが、一応記すとなると収支管理の手間が省けるのもメリットといえます。しかしこれが自己経営ですと、入居者からバラバラに入る家賃や入退去のたびに発生する費用を毎回計上する必要があります。
また物件数によっては税理士などの専門家に依頼する必要も出てきます。費用も手間もかかるわけですね。サブリース会社にすべてを任せておけば、これらの費用や手間はかからないといえるでしょう。
メリットだけをみればもちろんいい点ばかりですが、焦らずデメリットもみていきましょう。
3つのデメリット
1.家賃収入が最大化できない
サブリース会社に入居者管理や滞納リスクの管理などを一括してお願いするので、経営自体に頭を抱えることはなく、その上一定の家賃収入が入ってくると説明してきました。しかしこれは家賃収入を最大化できないことを意味します。
なぜならサブリース会社は賃借人から得る家賃の一定割合を収益として差し引き、残りをオーナーにリース料として渡しているからです。空室率を下げる(物件を運営する)ためには、家賃を引き下げるのが上策です。
サブリース会社はどんな状況でも家賃の一定割合を引きます。