2018年3月19日 08:00
残置物のエアコンには注意?「お部屋探し」の盲点とは【設備編】
進学や就職によって初めて一人暮らしをするなど、この季節は部屋探しで忙しい人が多くなりますが、部屋探しの際はさまざまな点に注意が必要です。家賃や立地などの条件は当然のことながら、設備の確認を怠ったばかりに、入居後貸主や不動産会社とトラブルになったり、思わぬ出費があったりと、入居早々不快な思いをしたという事例も少なくありません。
今回は具体的な失敗例から、設備に関しての注意点や確認方法をご紹介します。
エアコンが残置物?修理は借主がしないといけないなんて……
「エアコン付きのアパートに入居。しばらくはエアコンも使用可能だったが、突然故障してしまった。家主側に修理を依頼すると、エアコンは前の借主の残置物であり、修理は借主が負担してほしいと言われた」
このような事例は数多くあります。問題なのは賃貸借契約を行う時点で、エアコンが残置物であり、修理の際の負担はどうするのかの説明(重要事項説明)があったか、重要事項説明書や契約書に記載されているかという点ですが、うっかり聞き逃してしまった、契約書を確認していなかったということも多いようです。
契約書や重要事項説明書に残置物の修理についての記載がある場合は、借主側に修理義務が発生します。